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今の医療に足りないもの
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技術革新とは裏腹に・・・。

 近年の医療技術の発展はめざましいものがあります。CTやMRIによって体の内部まで画像でみることができるようになりました。内視鏡によって腸壁を観察し、その人の健康状態を即座に診ることもできますし、ポリープなどが見つかれば、手軽に手術もできます。また遺伝子の解読によって、近年、自分がどんな病気になりやすいか、さらにSNP(スニ ップ)解析といって遺伝子を解析する技術ですが、これにより一人一人の遺伝子にあわせて、薬の種類や量を適切に出すこともできるようになるそうです。

 科学技術万能・・・。と思わず言いたくなりますが、しかし、いく ら科学が発達し、優れた解析や医療技術ができあがっても、 それだけで、本当に病気がなくなり、健康で幸福になれると いうわけではもちろんありません。

 少なくとも、今の日本に目を向ければ、物質や科学技術だけではどうにもならないという現状を目の当たりにできます。

 たとえば下の図は、1970年から約25年間の日本の医師数とガンによる死亡者を表にしたものです。年々医師数も増え、 確実に医療技術も進歩しているはずですから、ガンで亡くなる方も減ってよさそうなものです。しかし結果は、ガンになる方も、亡くなる方も、今のところ増加の一途をたどっており、とどまる様子はありません。 アメリカでは近年、ガン患者が減っているというのにです。こんな現実をみれば誰だって、今の日本の医療に「何か足りないものがあるんじゃないのだろうか」と思ってしまうのではないでしょうか。

  医師数 ガン死亡者数
1970 11万9977 11万8990
1986 19万1346 19万1645
1996 23万  27万

病気の根本的な治療

 まず一つ言えるのは、今の日本の医療は、病気という結果の解析方法の研究開発ばかりが先行して、その病気がもたらされた根本的な原因や解決には、あまり目が向けられていないということです。

 今日、日本人のかかるの病気の9割は、食生活などの生活習慣が積み重なって起きる慢性病であると言われます。心筋梗塞や脳溢血などの、一見突発的な病気も、5年10年と続く生活習慣や食習慣の乱れによってもたらされるもので、いわば、知 らず知らずのうちに、病気がどんどん進行していたものが、 ある日、突然のように、目に見える病気として現れるだけです。

 もちろん、それらの慢性病を治すには、原因である乱れ た生活習慣の改善や、正しい食習慣の継続的な指導が必要なのですが、しかし、今の日本の医療は、命に差し障りがあるほど進んでしまった症状の応急処置をする救急救命処置術に偏ってしまっているというのが実状ではないでしょうか。

心と病気

 そしてもう一つ、目を向けなければならないものがあると思います。

 1996年、「ガン勝利者の会」が発足しました。中心とな った人物は、当時NHKのプロデューサーだった川竹文夫さ んで、1990年、ご自身が右腎臓ガンの摘出手術をされた経験を持っていらっしゃいます。

 1993年には、手術、抗ガン剤、放射線などの現代医療とは別な方法によって、ガンから生還した人たちを紹介する「人間はなぜ治るのか」 という番組を制作し、大きな反響を呼びました。

 その川竹さんが、前述の「ガン勝利者の会」の第1回のセミナーで、ガンになる原因を説明した、「氷山のイメージ」が、今の医療に足りないものをうまく指摘していると思いましたので、 少し変えて引用させていただきます。

 この図で興味深いのは、よくガンの原因として指摘される喫煙や、食事、生活習慣の乱ればかりでなく、その人が生まれてからガンになるまでの心の問題を取り上げているということです。

 さらに、この図からは直接わかりませんが、川竹さんは、ガンと知らされた後の心の持ち方が非常に大事で、生活習慣だけを変えても、その後の価値観や心の持ち方を変えるように努めなければ、ガンも克服しにくく、また治っても再発しやすいのではないかと指摘していらしゃいます。

 この話からも分かるように、つまり、今の医療に足りないもう一つのものとは、心の問題です。

 このことに関して専門に研究しているのが、最近注目を集めている精神神経免疫学です。これは、心と免疫の関係を解明しようとするもので、それによれば、「恐怖、不安、悲しみ、絶望な どの否定的な心理状態は免疫機能を著しく低下させ、病気を治りにくくするばかりか、悪化させてしまうことさえある。 反対に、安心、喜び、希望、愛などの肯定的な心理状態は、免疫機能を速やかに上昇させて、病気を回復に向かわせる。 」

 これはガンに限らず、ウイルス性の病気(もちろん当てはまらないものもあります)や、心臓病や胃腸病などの病気にあてはまると思います。

医療が医術になっている?

 代替療法に関わっている医師の方が言っておられました。「医療というのは、本来、医師と患者の心が通い合ってはじめて効果的な治療が可能になる、文系的な要素の強いものなのに、今の病院は、医者が医術を施しているだけの理系的なものになっている」

 確かに、もし、今の多くの病院に医者と患者との心の通い合いがあるなら、激しい副作用を伴うわりに、実際にはそれほど治療効果の上がらない薬物や放射線などの化学的な療法が、なぜ用いられ続けるのだろうかと疑問に思ってしまいます。苦痛や不安を訴える患者に、もっと苦痛が少なくて希望の持てる療法はないものかと、心を重んじる医師であれば、探し回るのではないかと思うのですが・・・。これを読まれた方はどう思われるでしょうか。

 前置きが長くなってしまいましたが、以上のことをふまえて、 このホームページでは、私たちがどうすれば、自分の健康を守っていけるのか、また病気になったとき、どうすれば効果的にその病気を克服することができるのかを考えていきたいと思います。

   
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