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特集 環境ホルモンについて考える

(2)環境ホルモンの影響

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前回に引き続き、環境ホルモンについて特集をしています。

今回は、環境ホルモンの人体への影響について、もう少し具体的に書いてみます。

専門家の間では、ホルモンに作用する物質という意味で、「外因性内分泌撹乱物質」とも呼ばれている環境ホルモンですが、一番簡単に言えば、生物の成長に悪影響を及ぼす科学物質ということです。主に農薬、界面活性剤、プラスチックの原材料などから、女性ホルモン(エストロゲン)と同じような働きをする科学物質が出て、それが動物や人間の体内に入り込み、あたかもホルモンのような働きをして、人間や動物の体内にあらかじめ設計されている成長のプログラムを妨げてしまうのです。  

しまつの悪いことに、この環境ホルモンは、ごくごく微量で人体に影響を与えてしまいます。どれくらい微量かというと、この環境ホルモンを表すのによく使われるピコグラムという単位がありますが、このピコグラムは、1グラムの何と1兆分の1を表します。

野生動物の異常  

この環境ホルモンが世間中で騒がれるようになった事の発端は、今から数年前、野生動物の生殖器官や生体に異常が発生したと報じられたことにありました。  

その異常というのは、たとえば、巣を作らないワシ、 ふ化しないワニやカモメの卵。メス同士で巣を作るカモメ。子供を産まないミンクや、メスに性転換していく魚や貝類などが挙げられます。これらのことについては、『失われし未来』(翔泳社)や『メス化する自然』(集英社)などに詳しく書かれています。  

このように、動物の世界でも、特に生殖活動に強く影響を及ぼしますが、これは人間の場合でも同じであると考えられます。

精子の数が減少  

デンマーク、コペンハーゲンの、ニールス・スキャケベクの調査によれば、男性の精子の数が著しく減少しているとのことです。1940年、1ミリリットルあたり、平均で約1億1300万あった精子の数が、50年後の1990年には45%も減少していたそうです。そして、同じく1990年では、1ミリリットルあたり、約2000万しかない男性が1940年と比べて3倍も増加しているのです。  

実際のところ、これが、環境ホルモンのせいなのかどうか、実証されたわけではありません。しかし、自然科学的に見て、動物の間では、すでに問題が起こり、マウスを使った一部の実験などでは、環境ホルモンの生殖活動に対する影響が判明しています。その延長線上にある人間にも影響が及んでいると考えても決しておかしなことではないということです。

子宮内膜症の増加  

子宮内膜症というのは、子宮の内にある組織細胞(子宮内膜)が、子宮以外のところに出来てしまい増殖する病気です。子宮の外、たとえば、卵巣、膀胱、腸などにあらわれ、月経のときに剥離していくので、女性にとっては大変な痛みを伴うということです。アメリカでは、10人に1人がこの病気にかかるそうです。現在増加傾向にあります。

精巣ガンの増加  

精巣ガンも増加しています。1940〜1990の50年間で、約4倍に増えたそうです。 その他  前立腺ガン、乳ガン、子宮ガン、膣ガンなどの増加も環境ホルモンとの因果関係が疑われています。特に乳ガンは、どれだけ環境ホルモンの暴露(環境ホルモンにさらされることを暴露と言います。)を受けたかによって発生率が高まります。ですから子供を産んだ経験のない人は注意が必要とされています。子供を産むと自分の体の中に蓄積された環境ホルモンが、胎盤や母乳を通じて子供に移っていくので、皮肉なことですが、お母さんの方は環境ホルモンの暴露が軽くなるのです。

女性化する男性  

胎児、乳児、子供への影響として挙げられるのが、男性の女性化です。遺伝子のプログラム上、人間の性別は最初女性になるようにできています。次に、男性になるためにワンクッションの手順が必要なのですが、それが環境ホルモンによって妨害されることがあり得ると懸念されています。染色体で見れば男性であっても内部生殖器は女性であったり、胎児のときのホルモンの関係で、脳が男性化されないこともあるそうです。

                 *  *  *  

以上、簡単に環境ホルモンの人体への影響について挙げてみました。と言っても、環境ホルモンについては、まだまだ未知の部分が多く、研究調査が進むにつれて、様々な病気との因果関係が分かってくると思います。  

次回は、どうすればできるだけ環境ホルモンを体の中に取り入れずにすむのか、また、蓄積された環境ホルモンを、効率的に体外に排出するにはどのような方法があるかということについて書く予定です。

環境ホルモンを、効率的に体外に排出するにはどのような方法があるかということについて書く予定です。 代替療法の紹介もできたらしたいと思っています。

 
 
 
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