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特集 環境ホルモンについて考える

(5)環境ホルモンから身を守るには

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■環境ホルモンの種類

 ダイオキシン特集の第三回目ですが、今回は、ダイオキシンをはじめとする環境ホルモンを、できるだけ体の中に取り入れないようにするにはどうすればいいのか、また、体に蓄積された環境ホルモンを体外に効果的に排出する方法についてです。が、その前に、主な環境ホルモンについていくつか挙げてみます。

ダイオキシン
・毒性は、青酸カリの1000倍。サリンの2倍。
・不妊、早産、流産、奇形などの発生率が高くなる。
・奇形に関して、ベトナムで従軍した兵士の子供は、ベトナム戦争とは無縁の人よりも15倍高かった。

ビスフェノールA
・ポリカーボネートの原材料。プラスチックから溶け出す。
・ポリカーボネート樹脂製のほ乳瓶、学校給食の食器が問題になっている。
・女性ホルモン様の働きをする。

ポリ塩化ビフェニル(PCB)
・性ホルモンの代謝に影響を与える
・低温度で燃やされると、ダイオキシンを発生。

トリブチルスズ(TBT:有機スズ化合物の1種)
・海の汚染の主役級ともいえる物質。養殖に使われる漁網の防汚剤や、養殖場のイケス網に海草や貝が付着しないための塗料。また、船舶の底に塗られる防汚塗料として使われてきた。
・人体に入り蓄積されると、成長障害が起きたり、白血球やリンパ球が減少する症状が起きることが実証されている。
・貝類の生殖器の異常を起こしたのもこの物質ではないかと言われている。

ジクロロフェニルトリクロロエタン(DDT)
日本ではシラミの駆除剤として、頭からかけていたこともある。
・1981年、北極で暮らしているシロクマの体内からもDDTが発見された。南極のペンギンや氷からも見つかっており、DDTの汚染は地球規模とみて間違いない。
・女性ホルモンや男性ホルモンの構造や分泌を変化させる。それによって、生殖に影響を与えることが確認されている。  

 

■環境ホルモンの人体への進入経路

 これらの環境ホルモンは、空気、食物、水から体内に入ってきますが、約90%は、食べ物を通じて口から入ってきます。  

 たとえばDDTを例にとると、地上に散布されたDDTは、雨によって大地にしみこみ、川に流れ込み、海に入ります。すると海に住む微生物のプランクトンが海水や沈殿物からDDTを吸収。このときは本当にわずかで、1ppm程度と言われています。しかし、そのプランクトンを食べた小魚の体内には、DDTが蓄積され、その濃度は、およそ10倍の10ppmくらい。その小魚を食べる魚や鳥は、さらに高濃度のDDTを蓄積することになり、やがて人間の口に入るときには、かなりの濃度になっているということです。  

 DDTの他、現在は私たちが常食する動物や植物などの生態系が、かなり環境ホルモンによって汚染されています。特に日本はひどい状況です。

 しかし、このような自然界の農作物や動物からだけでなく、他にも気を付けなければならないものがあります。  

 たとえば、コンビニで売られているお弁当やお惣菜の容器などにも、環境ホルモンが使われています。学校の給食で使われているポリカーボネートもそうです。缶詰や缶ジュースの内側にも塗られています。

 

■環境ホルモンから身を守るには  

 環境ホルモンを体に全く取り込まないようにすることは、もはや不可能です。しかし、その危険性が未知数であるため、現時点で出来るだけ体に入れないようにする必要があります。そのポイントをいくつか挙げてみます。

1,ラップには塩ビ系ではなく、ポリエチレン製を選ぶ 

 主に、食品を冷蔵庫で保存したり、電子レンジで温める時に使うラップですが、これには塩ビ系とポリエチレン系の二つがあります。  

 塩ビ系のラップは、消却するときにダイオキシンが発生するということで、かなり注目はされてきましたが、問題はそれだけではありません。耐熱性をあげたり、柔らかくして使いやすくするために、安定剤、柔軟剤、難燃剤などが使われています。  

 特に塩ビ系のラップの多くはアジピン酸エステルなどが柔軟剤として使われているようですが、まだ安全性が確認されていません。またフタル酸エステル類などが添加されている場合が多いのですが、これは女性ホルモン様作用があると考えられています。  

 ですからラップを買うときは、比較的安全なポリエチレン製の、しかも無添加のものを選ぶようにしてください。

2,電子レンジでプラスチック容器、ラップを使って食物を温めない。  

 コンビニやスーパーで売っているお惣菜やお弁当やインスタントの食品。プラスチックの容器に入っているものが多いですが、中には「この容器は電子レンジで温めて大丈夫」と書いてあるものがあります。  

 しかし、加熱によって環境ホルモンが溶け出します。コンビニなどで弁当を買う場合は、容器から出してt陶器の入れ物に移し替えて温めるほうが良いです。  

 また、学校給食や病院の食器などで使われているポリカーボネートからは、ビスフェノールAが溶け出していることがわかりました。  

 「この容器は温めてもいい」という表示は、一定温度までは、容器自体が燃えない、溶け出さないという意味で、化学物質がでないということではありません。  

 食器だけでなく、ほ乳瓶もポリカーボネート製のものは危険です。粉ミルクを溶かす時に熱いお湯を使います。ガラスのほ乳瓶に替えるべきでしょう。

3,脂肪分の多い肉や乳製品の常食は控える  

 ダイオキシンは脂肪に溶けやすいという性質があります。ですから、脂身の多い肉には、ダイオキシンが蓄積されているおそれがあります。なるべく脂身の少ない肉を選びましょう。

 また肉の中でも、個体の大きい豚や牛のほうが、小さな鳥よりもダイオキシンの濃度が低いと言われています。  

 それからレバー(肝臓)。肝臓は体内の解毒を受け持つ器官です。環境汚染が進んだ環境や、化学飼料で育てられた動物の肝臓は、はっきり言って毒の固まり、食べない方が無難です。

4,食品添加物の多い食物を常食しない。  

 環境ホルモンというわけではありませんが、現在、日本は食べ物があふれ、スーパーやコンビニに行けば、ありとあらゆる加工食品が並べられています。これは、食品添加物によって食べ物を腐らせずにおいておけるようになったからです。恩恵なのか不幸なのか・・・。  

 食品に気を使わず、普通にスーパーやコンビニで買い物をして食事をしていれば、一生のうちで摂取する食品添加物の量は、200kg、つまりドラム缶1本分にもなると言われています。これじゃあ体がおかしくならないほうがおかしいというものです。

 できるだけ自然食品店で買い物をし、菜食に心がけたいものです。

5,食物繊維の多く入った食物を摂る。  

 ダイオキシンは一度体内に入ると排出されにくい、非常にやっかいな物質です。脂肪と相性がよく、皮下脂肪、肝臓、卵巣などに多くたまります。  

 しかし、同じところにいつまでもとどまっているわけではなく、血液を通じて動き回り、一部は肝臓から排出されて胆汁と一緒に十二指腸に排出されて小腸に行き、そこでまた吸収されて体内に戻ります。

 人間の場合、体内濃度が半分になるには、最低でも約7年かかります。このため、加齢とともに体内の濃度が増加する傾向にあります。  

 しかし、最近「食物繊維」は、このダイオキシンの排出に一役買っていることが分かりました。体内を循環しているダイオキシンを小腸で吸収して便と一緒に体外へ排出してくれるのです。これなら体内の蓄積量が減らせます。  

 もちろん毎日の食事と一緒に入ってくるダイオキシンも吸収してくれるので、新たなダイオキシンの蓄積を最小限に抑えることができます。  

 カネミ油症の研究に三十年以上も関わってきた研究グループの実験によると、特にダイオキシンを排出する働きが顕著なのは、米糠とほうれん草の繊維だということです。その他では、ゴボウ、蓮、にんじんなどと、それに葉緑素です。  

 玄米酵素は米糠の食物繊維と葉緑素が入っています。100gあたりの繊維は何とゴボウの4倍です。だからカラダにいいのは当たり前なんですね。

6,穀物や緑黄色野菜を積極的に摂る。  

 レトルトや加工食品に偏ると、食品添加物も怖いですし、第一、ビタミンやミネラルが欠乏します。するとその栄養不足が原因で、抵抗力や、もともと生体がもっている有害物質を排出しようという働きが落ちてしまいます。  

 また、肉や動物性食品を多く食べると、先にも書いた通り、その分だけ、脂肪にとけ込んだダイオキシンを体内に取り込んでしまうかもしれません。  ですから、日本人の伝統的な食事、玄米(または、白米に玄米酵素)に芋類、豆類、青野菜、根菜類、海藻類などを心がけて食べるといいのです。

 
 
 
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(2)環境ホルモンの影響
 
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