セルフケアのすすめ
  健康へのアプローチ
  注目の代替療法
  酵素栄養学
  おすすめの本
 
機関紙 ゆまにて
  あれこれ雑記録
 
  資料の請求
  お問い合わせ

(有)健揚
〒361-0035
埼玉県行田市堤根1589
TEL.048(564)1688
FAX.048(554)5724
E-mail
: info@kenyo.net



機関紙 ゆまにて

間違いのない健康食品の選び方

(1)健康食品は必要か。

  ゆまにて INDEXに戻る
 

自分の健康に無責任だと子供や孫を苦しませることに・・・。

 最近は日本でも、コンビニでビタミン・ミネラルなどの錠剤が売られるようになりました。健康を気遣うという風潮が、一般の方々の間でも高まってきたということだと思います。

 このこと自体は、とても大事なことだと思います。普段から、多くの人が、自分の健康管理をして病気にならないようにすれば、年々増え続け、破綻も予想される国民医療費の削減に、どれだけ貢献できるでしょうか。

 ちょっとカタイ話になります。
 現在、30代から50代の方の多くが、今のような病気になったら医者にかかればいいという考え方でお年寄りになったら、2025年には、医療費は84兆円なると言われています。その医療費の多くを負担することになるのは、私たちの子供や孫の世代です。

 ということは、自分が病気になって医者にかかるということは、そのまま、かわいい子供や孫たちを苦しめることになってしまいます。老いていくことは避けられません。でもその中で、健康に老いていくことは、今や国民一人一人課せられた問題であるという認識を持たなければならないのではないかと思います。

 さて、話を元に戻します。自分の健康に気遣って、ビタミンやミネラルの飲まれる方が増えてきたということでした。

 しかし、ここで問題なのはその効果です。安易に特定のビタミン・ミネラルを摂って、それで健康の維持ができればいいのです。しかし、これには、はなはだ疑問が残ると云わなければなりません。

 ということで今回からは、この健康食品を摂り方、選び方について特集していきます。

ゆまにて INDEXに戻る

 

健康食品は必要か。

 そこで、さっそく本題に入りたいところなのですが、その前に、健康食品を摂ること自体はどうなのか、ということについて触れなければなりません。健康食品は必要か必要でないかということです。

 結論から申しますと、健康食品は摂った方がいいということになります。

 やはり、今の生活環境を見渡すと、どうしてもその必要性があると言わざるを得ないのです。玄米自然食を、よほど徹底してやっておられる方は別です。でも、いわゆる一般的な生活を送られている方は、その現代的・文化的(?)な生活や食習慣と引き替えに、健康を奪われかねないという現状が見えてくるのです。

現代人は慢性的な栄養不足状態に陥っている

 「ゆまにてVol,4」で紹介した『沈黙の血栓』の著者、J・プリビテラ医学博士は、アメリカで生活習慣病が増えた原因として、栄養素の欠乏をあげ、その理由を以下のように書いておられます。長文ですが大事なところなので、そのまま引用します。文中のアメリカ人を、日本人に置き換えて読んでいただいて、ほとんど差し支えないと思います。

 

栄養の欠乏

沈黙の血栓 調査に次ぐ調査で、かなり多くのアメリカ人が必須栄養素の極度な欠乏状態になっていることが判明した。鉄、亜鉛、マグネシウム、ビタミンA、B1、B2、B6、Cなどかそうである。一般の人よりも栄養の摂取を心がけているようなスポーツ選手においても、慢性的な欠乏がみられる。栄養の欠乏もまた、活力を減じる原因である。欠乏する理由を以下に挙げる。
 
・アメリカ人は食べ過ぎているにもかかわらず栄養が欠乏している。まず考えられるのは、食材が栽培者から消費者の口に入る過程で栄養素が低下することである。いや、それ以前に農耕地の土壌自体がミネラル不足に陥っている。土地の過剰使用、化学肥料や除草剤の長期使用によって、土地はやせる。また、市場に出したときに食べ頃にしようと成熟前に作物を収穫する。口に入る頃、ビタミンは既に消耗されている。

・我々が食べるものの3分の2は商業的に加工された食品が占めている。この加工作業によって栄養が失われる。例えば、小麦は精白されるとビタミンの50%、ミネラルの90%を失う。

・アメリカ人の食品摂取量の60%は、砂糖と大いに加工された精製炭水化物によって構成されている。このような非常に栄養価の低い食品の摂取は、あらかじめ人体に蓄えられていた必須栄養素を奪うだけでなく、同時に摂っている栄養価の高い食べ物の恩恵を台無しにする。そして深刻な栄養失調を招く。

・スーパーマーケットの商品棚に長期間置けるように、そして見た目がよくなるようにと添加する化学薬品が栄養素を破壊する。

・アメリカ人の主食にまでなっているファーストフードには、ビタミンA、B、鉄、銅などの主要な栄養素が不足している。

・飲酒、禁煙、薬物使用(処方薬、その他)は、ビタミンB複合体、ビタミンA、C、亜鉛、マグネシウム、カルシウムを壊滅させる。

・日常生活で精神的、感情的、肉体的に受けるストレスによって、様々な反応が現れる。疲労がその典型的な反応だが、心身をストレスから護るために必須の栄養物質が体内では消費されているのである。ところでストレスはアドレナリンを増やす。すると血小板が凝集し、赤血球に酸素が行き渡らなくなる。その結果、活力も低下することになる。 (J・プリビテラ博士 『沈黙の血栓』より抜粋) 



 このプリビテラ博士の書かれたことを、4つのポイントにして、若干の補足をします。

それは、

@農作物の生産・流通の問題。
A精白された穀物・炭水化物の問題。
B加工食品に使われている食品添加物の問題。
C生活環境の問題。

この4つです。

ゆまにて INDEXに戻る

 

@栄養素は農作物から摂るのが基本。ですが・・・

 まずはじめに、農作物の生産・流通の問題についてです。体に必要な栄養素を農作物から摂ることは、とても重要なことです。農作物の栄養素は天然のもので、体にとっても吸収が容易だからです。プリビテラ博士曰く、

「無知なのか悪意があってのことなのか定かでないが、医学界では、人工合成のビタミンも天然のものも違いはないと定義されている」が、「実際は違う。構造的な違いがある」。「偏向顕微鏡を使ってみると、天然のビタミンには光を右方向に曲げる性質がある。合成の場合は左と右に曲げる」

のだそうです。

 この辺のことについて、詳しいことは次号以降に書くことしますが、大事なのは、人間も自然界に生きる生物の一員なのですから、石油や鉱物から化学的に合成されたものでなく、自然界に生きる植物中に生じた栄養素を摂るべきであるということです。

 ところが、その植物中に含まれる栄養素が、近年著しく減っているというのですから困ったことなのです。生産性を上げようとして化学肥料などを多用したために土壌が痩せ、そこに育つ農作物も元気がなくなっています。その元気のない野菜から、健康を維持するのに十分な栄養素を摂ることは、普通の社会生活を営んでいる人には至難の技、というより不可能だと思います。かなりの量を食べなければなりませんから。

 解決策としては、野菜類はなるべく、有機農法で作られたものを摂ること。でも、多くの方は、一緒に添加物入りの加工食品も食べることになるでしょうから、結果的にはせっかく有機野菜で摂った栄養も半減してしまうということです。

 付け加えて、一時期、海外からとても安い農作物が入ってくるようになっていましたが、それらの農作物は、収穫されてから時間が経っており、栄養素が消耗していると思います。また、農作物が傷まないようにポストハーベスト(収穫後農薬)を使用している可能性が高いです。安さにとらわれず、より安全な国内産の農作物(できたら有機)を選ぶべきだと思います。

ゆまにて INDEXに戻る

 

A精白した穀物・炭水化物は慢性的な栄養素の欠乏を生む

 次に、精白された穀物・炭水化物の問題です。精白された穀物とは、日本人にとっては白米になります。ファーストフードを主食にする日本人も、最近は増えているようですが、ゆゆしき問題です。

 白米は、玄米に比べたら、ビタミン・ミネラルの含有量はなんと20分の1です。しかも、塩素入りの水道水でお米をといで、高熱で炊飯すれば、わずかにのこったビタミン類もほとんど消失します。

 このように白米では、ビタミン・ミネラルなどの栄養はとれません。栄養素が炭水化物に著しく偏った白米を消化・吸収するためには、ビタミンB群など、その他の栄養素や酵素などが必要です。それらの栄養素が不足するので、代謝異常を起こして、血液を汚したり、脂肪として蓄積されたりして、生活習慣病が多発します。

 そこで、厚生労働省が、1日30品目以上食べましょうと言っているのですが、添加物入りのおかずを30品目食べても、どうなるものでもありません。

 さらに輪をかけて事態を悪化させるのが、精製された砂糖の大量摂取です。

 国民一人あたりの砂糖の消費量は、驚くほと増えています。明治時代、200gの砂糖を一年で消費していたのが、今は3、4日から2週間だそうです。実に100倍になっているのです。ちなみに、コーラの2リットルのペットボトルに含まれる砂糖の量は約200gです。ショートケーキ4つでこれも約200gです。

 この白砂糖の過剰摂取によって、精神に影響がでることも間違いないでしょう。不眠症や落ち着きのない子供、忍耐力のない子供が増えているのは、砂糖の摂りすぎによる、ビタミン・ミネラルの欠乏が大きな原因と考えられています。

 また白砂糖の弊害は、栄養素の欠乏を招くだけではありません。精白された穀物と白砂糖は、ともに炭水化物で、ブドウ糖がつながっているものですが、両者には、そのブドウ糖のつながっている数に違いがあります。白米などのでんぷんは、ブドウ糖が何百もつながっています。白砂糖はそのブドウ糖が少ししかつながっていません。

 このため、でんぷんはブドウ糖に分解されるのに時間がかかり、体にもゆっくりと吸収されますが、白砂糖はすぐに吸収され、血糖値を急激に上昇させます。すると、膵臓からインシュリンが出され、何とか血糖値を下げようとします。この繰り返しをしていると、膵臓の機能が低下していきます。糖尿病になる危険がきわめて高くなります。

 ともかくも、現代人の食生活が、精白された穀物や糖分をとり続ける以上、それは深刻な栄養素の欠乏を招くとともに、ガンや心臓病などの生活習慣病の危険を大きくします。

ゆまにて INDEXに戻る

 

B後戻りは難しい食品添加物

 次は、加工食品とそれに使われている食品添加物の問題です。コンビニやスーパーやデパートにありとあらゆるものが並んで、いつでも好きなだけ買ったり食べたりできるようになりました。これを可能にしたのが、食品添加物です。防腐剤なのどの添加物は、本来であれば腐って食べられなくものを、薬によって無理矢理日持ちをさせているものです。これは豊かな食生活というべきなのでしょうか。

 食品添加物が体内の栄養素を破壊する一つの要因として挙げらるのが活性酸素の問題です。化学物質である食品添加物は、体内で活性酸素を誘発すると考えらます。このため、増えすぎた活性酸素の毒性をうち消そうとして、抗酸化作用のある栄養素、ビタミンA、C、Eなどが無駄に消費されてしまいます。

 もちろん、化学物質というのは、食品添加物だけではありません。日本人は世界でも有数の薬好きな民族ですが、この薬も化学物質です。当然、体内で、活性酸素が発生するでしょう。薬も必要に応じて飲まなければいけませんが、それでも必要最小限にとどめるべきだと思います。

 現在、普通に食事をしていると、その食品を通じて体内に入ってくる食品添加物は、一年間で約4Kgと言われています。一生涯でドラム缶1本分以上です。できるだけ、添加物を入れないようにしても、かなりの量が入ってくるでしょう。

 今や、化学物質を摂らないようにするのは不可能です。それならば、取り入れてしまった化学物質をできるだけ無害化することに目を向けなければなりません。つまり、それらのものをいかに解毒し、排泄していくかということが重要になってきているということです。

ゆまにて INDEXに戻る

 

C知らないでは済まされない生活環境の悪化

 最後に生活環境の問題です。目には見えなくても、現代社会には、私たちを栄養不足にする要素がたくさんあります。

 その一つがストレスです。近年はストレス社会と言われていますが、仕事であれ、人間関係であれ、ストレスを感じると、体内では活性酸素が生じます。これを解毒するために、やはり、ビタミンやミネラル、生体防御酵素が浪費されます。
 
 また、ストレス以外にも、体内で活性酸素を誘発させる様々な環境的要因があります。例えば、携帯電話やコンピューターなどからでる電磁波。オゾン層の破壊によって強くなった紫外線。そして、窒素化合物などの車や工場から出される有害物質等々・・・。

 現代社会は、3、40年前と比べると、かなり生活環境が悪化しています。もう、体に備わった活性酸素消去能力だけでは、間に合わなくなっているのが現実です。

ゆまにて INDEXに戻る

 

《まとめ》 健康食品は予防医学には不可欠

 正直な話、全く健康を気遣わず、普通に生活してコンビニやスーパーの加工品ばかり食べていたら、多くの人は若くして生活習慣病になるでしょう。

 また、普通に食生活に気をつけていても、健康で長生きをするのは難しいように思います。晩年、病気か寝たきりか痴呆症になることを覚悟しておかなければなりません。自分が覚悟したとしても、それで迷惑を受ける人が周りにでてくるとなると、これもいたたまれないように思います。

 では、どうすればいいのかということです。これが問題です。

 長生きしたいかどうかは人それぞれかも知れません。でも多くの方は「生きているうちは元気なままでいたい」と願っておられるはずです。
 であれば、食生活に気をつけることはもちろんですが、それだけでなく、食事ではどんなにがんばっても、どうしても不足してしまう栄養素やその他の有用物質を、何らかの形で補う必要があるということになります。

 ここにおいて、健康食品の存在価値があります。毎日の食事の一環として、健康食品を摂る必要がある時代に、今の日本社会はなってしまっているのです。生活環境が変わってしまったのですから、その中で暮らす私たち自身の認識も変えなければならないということだと思います。

 そうなると、次に問題になってくるのは、間違いのない健康食品を見つけられるかどうかということになります。が、それは次号以降の続きになります。

 現在、行政では、国民医療費の自己負担分を増やす云々の話が進められています。でも、それよりももっともっと大事なのは、病気を発生させる原因を、多くの人が把握して、自分自身が病気にならないように対処することだと思います。そしてその健康の輪を、一人でも多くの方へと広げていくことだと思うのです。


 

 
 
 
関連記事
  健康食品は必要か
 
健康食品を選ぶ基準(1)
  健康食品を選ぶ基準(2)
  健康食品を選ぶ基準(3)
  健康食品を選ぶ基準(4)
 
 
   
  ゆまにて INDEXに戻る
   

Copyright 2001 by KENYO.LTD
All right reserved.