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★健康食品を選ぶ基準(1)〜(4)をお読みいただいたら、ぜひ、こちらのページへ進んでみてください。

機関紙 ゆまにて

間違いのない健康食品の選び方

健康食品を選ぶ基準(2)

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 前回に引き続き、健康食品を選ぶ基準について、さらに別の面から見ていきたいと思います。

 今回は、健康食品の製造方法や原料に関してです。健康食品に使われている原料が天然のものかどうか、またその加工方法の違いが、私たちの体にどのような影響を与えるのか。この辺について何も知らずにいたのでは、健康食品を摂っているつもりが、不健康食品を食べていることにもなりかねません。

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■基準は活性酸素消去価

 では、どうして原料や加工方法が問題になるのかと言いますと、人体にとって好ましくない原料や加工方法を用いると、それらの健康食品は、体内で活性酸素を誘発して、私たちを酸化(老化)させるからです。

 この点に関して、長年、食品添加物の研究をしてこられた同志社大学の西岡一教授は、非常に示唆に富んだ研究データを出しておられます。

 西岡教授は、唾液に含まれる酵素や、私たちが普段何気なく食べている食品とそれに含まれる成分について、活性酸素消去価を調べられました。活性酸素消去価というのは、スカベンジャー・バリュー(SV価)とも言いますが、文字通り、「活性酸素」を消去する力、値のことを言います。

 活性酸素については、もう、いろいろなテレビや雑誌でも取り上げられるようになりましたね。私たちを病気に追いやる原因物質です。

 念のため、活性酸素とは何か、また活性酸素がどうして病気や老化を引き起こすのか、簡単に触れておきたいと思います。

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■活性酸素は病気・老化の原因物質

 私たちは、毎日、絶え間なく呼吸しています。酸素を吸って二酸化炭素を吐き出して生きているわけですが、その酸素の数パーセントは活性酸素になっていきます。とても酸化力の強い酸素になるわけです。
 
 酸化というのは、鉄でいえば、さび付かせるということです。私たちの体では、さびるとは言わず、酸化する、老化すると言います。

 この活性酸素は、太陽の紫外線にあたったり、放射能を浴びたり、電磁波やストレスを受けることによって、体内のいたるところで発生します。しかし、一番体内で多くは生じているのは、腸だそうです。実に全体の90%にも及ぶそうです。

 それはなぜかと言いますと、私たちが毎日、口から入れる食べ物に化学物質や食品添加物が大量に含まれているからですね。また、ウイルスや細菌なども入ってきます。それらを処理するために、活性酸素が生じるのです。化学物質や食品添加物、そしてウイルスや細菌は、体にとっては異物です。その異物を溶かしてやっつけるために、免疫細胞が活性酸素を作るのです。

活性酸素の生体への作用 ですから、活性酸素は、人体を守るうえでは無くてはならないものだと言えます。
 
 ただし、困ったことに、体に入ってくる異物が多すぎると、今度は活性酸素が過剰に作られて、悪さをするようになります。外から入ってきた悪い相手だけをやっつけてくれればいいのですが、味方にも流れ弾を食らわせてしまうのです。

 若く健康な時は、たとえ活性酸素が体内で増えすぎても、それを分解・解毒する活性酸素消去酵素(SOD:スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)の活性が高いので、活性酸素をどんどん分解して事なきを得られます。ところが加齢とともにこのSOD活性が落ちるため、増えすぎた活性酸素を処理しきれなくなってしまうのです。

 そして、増えすぎた活性酸素はどんな悪さをするのかといいますと、体内の脂肪を酸化させて過酸化脂質にしたり、タンパク質を変成させたり、遺伝子を傷つけたりします。これによって、シミやソバカスが増えたり、血管が固くなって動脈硬化や高血圧、糖尿病を招いたり、ガンなどを作ったりするようになるのです。

 ですから、私たちが病気にならず、いつまでも若々しく健康でいるためには、まず、この活性酸素を体内でなるべく作らせないようにすることが大事です。そして、たとえ活性酸素が出来てしまっても、それをすぐに解毒する力を維持しておけばよいわけです。

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■自然の産物には、毒消し効果あり

活性酸素消去価 話を元に戻しますが、西岡教授は、この病気・老化の原因である活性酸素を消す力の強い食品は何なのか、逆に、活性酸素を増やしてしまう食品は何かということを調べられました。その結果が、右の図です。

 右図中の、上から1番目のペルオキシターゼと2番目のカタラーゼというのは、唾液に含まれる酵素です。
 この結果を見て、西岡教授は次のように分析しておられます。

「母乳は消去価が高いが、粉ミルクはゼロ。しぼり立ての100%果物ジュースも高いが、スポーツドリンクはゼロ。葉緑素を含む野菜、それにゴボウ、レンコンは高く、身を守ってくれますね。母乳や唾液が人によって消去価が違うのは、遺伝、食生活、生活環境に違いがあるからではないでしょうか」

 さらに、最近、若者を中心によく飲まれている缶入りの清涼飲料水やウーロン茶については、次のようにコメントしておられます。

「それらには活性酸を出してさえいるものがあるので、注意が必要。缶入りの清涼飲料にはビタミンCが酸化防止剤として添加されています。それは私たちの健康のためではなく、製品の保存のためです。ここで使用されているビタミンCは酸化されるときに活性酸素を発生させます」

 そして、結論として、「人工的なものは活性酸素を発生して健康を害するものが多いが、自然なものはそれを消去する力があり、健康を守ってくれる」という仮説を導きだされました、そして、それは、今や定説になっていると言えるでしょう。

 参考までに、この活性酸素消去価(SV価)が50%以上のものは、優れた抗酸化物質、抗酸化食品と言うことができるそうです。

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■消費者として知っておくべきこと

 注目していただきたいのは、西岡教授の指摘にもあった、粉ミルクとスポーツドリンクです。

 母乳が優れた活性酸素消去価を示しているのに、粉ミルクはゼロです。これは製造過程・製造方法に問題があるといえるでしょう。

 本来、母乳というのは、お乳に口をつけた赤ちゃんが直接吸って飲むものです。当然空気に触れません。抵抗力の弱い赤ちゃんに与えるお乳だからこそ、空気に触れると酸化されて体に良くないということを身につけて、哺乳動物は生まれてくるのでしょう。これが母乳の本来あるべき姿であり、自然の法則にかなった行為です。

 しかし、粉ミルクは、大体において種の違う牛のお乳を絞り出し、空気にさらし、かくはんして成分を均質化、さらに熱処理して添加物まで入れて作られる加工品です。かくはんしてものすごい勢いでかき混ぜれば当然酸化します。熱処理すれば大切な酵素活性は失われます。添加物を入れれば、それが体内で活性酸素を誘発します。このように不自然な加工を施している人工的な製品ですから、活性酸酸素を消すどころか、却って生じさせてしまう恐れがあるのです。もちろん、これは牛乳でも同じです。 

 そして、次のスポーツドリンクですが、缶やペットボトルのラベルを見ると、いろいろなビタミンやミネラルが入っていると書かれており、一見、体に良さそうに思えてしまいます。しかし、それがどうして、SV価がゼロなのでしょう。

 それは、その成分たるビタミン・ミネラルが化学物質であるからという推測が容易に成り立ちます。

 今や、ビタミン・ミネラルは、石油などの鉱物資源から、簡単に化学合成できるようになりました。それらの化学合成物質は、自然界の植物や菌類によって天然合成されるものとは、分子構造や性質に違いがみられます。

 しかし、安価で大量に製品を生産をするためには、コストの高くつく、天然合成のビタミン・ミネラルは使っていられないというのが現状と言うべきなのではないかと思います。消費者の健康というのは、やはり二の次なのでしょうか。

 いずれにしても、そのようなスポーツドリンクは、人体にとっては異物の固まりです。SV価がゼロというよりも、やはり活性酸素を体内で作っていると思われます。

 最近では、赤ちゃん用のスポーツドリンクなどというものもあるそうですが、もしお近くに、そういうものをお子さんに与えるお母さんがいたら、ぜひやめるように言っていただきたいと思います。

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■《まとめ》健康食品も、「食品」と言えるものを選びましょう

 さて、ここで皆さんにお尋ねしたいことがあります。上記のような、自称健康飲料のスポーツドリンクを製造販売している会社が作っている健康食品・栄養サプリメントがあるとしたら、果たして安心して飲めるでしょうか・・・。

 今、巷では、数え切れないほどの健康食品が販売されています。「抗ガン作用のある物質がこれだけ入っている」とか、「何種類の野菜をミックス」とか言うように、とても魅力的なキャッチフレーズで宣伝されています。

 しかし、いかに「〜に有効」と言われる栄養成分が入っていたとしても、それが化学的に処理されてたものであれば、活性酸素を誘発し、体にとって毒になることがあります。また、いくら野菜を丸ごと使っていると言っても、安価に大量生産をするために、不自然な処理をしていれば、栄養効果に疑問が出てきますし、活性酸素の害も否めません。
 
 つまり、健康食品を選ぶ基準の2つ目は、栄養成分もさることながら、どれほどの活性酸素消去価を持っているかということなのです。もし、持っていないものなら、実質的には健康食品と呼ぶにふさわしくないと思います。

 自然の野菜や果物、母乳などには、たいてい高いSV価があります。私たちが口にするもの、つまり「食品」と呼べるものは、本来こうでなければならないということです。健康食品も、もちろんその延長線上にあるものでなければなりません。このことをぜひ心に留められて、健康食品を選んでいただきたいと思います。ご自身の身を健康食品から守るため、信頼のおけるメーカーの製品をお召し上がりください。

 

 

 
 
 
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