セルフケアのすすめ
  健康へのアプローチ
  注目の代替療法
  酵素栄養学
  おすすめの本
 
機関紙 ゆまにて
  あれこれ雑記録
 
  資料の請求
  お問い合わせ

(有)健揚
〒361-0035
埼玉県行田市堤根1589
TEL.048(564)1688
FAX.048(554)5724
E-mail
: info@kenyo.net



★健康食品を選ぶ基準(1)〜(4)をお読みいただいたら、ぜひ、こちらのページへ進んでみてください。

機関紙 ゆまにて

間違いのない健康食品の選び方

健康食品を選ぶ基準(4)

  ゆまにて INDEXに戻る
 

 今回は、この特集の最終回です。
 「健康食品を選ぶ基準(3)」では酵素の働きの面から、日本人には日本産の健康食品が適していると書きました。今度は別の面、「日本食を基調とした健康食品の選び方」とその大切さについて見ていきたいと思います。

ゆまにて INDEXに戻る

 

■日本食の持つ栄養バランスは世界の光

 実は、伝統的な日本食は世界の光であると言えるのです。私たち日本人だけでなく、世界中の国の人々にとっても、日本食を基調とした食生活を送ることが大切であるとして、欧米の栄養学者が注目しています。端的にいえば、それは日本食の持っている主食と副食の栄養バランスです。このことが健康食品を選ぶのに、どういう意味で基準になるのか、これが今回のテーマです。

ゆまにて INDEXに戻る

 

■マクガバンレポート

  1975年、アメリカ合衆国では、マクガバン上院議員を委員長とする、上院栄養問題特別委員会が設置されました。当時のアメリカは、今でいう生活習慣病の患者が増え続け、国民医療費は、大変な金額にまで膨れあがっていました。これによって「アメリカは戦争ではどこにも負けないが、病気で滅ぶ」とまで言われ、とても深刻な問題になっていたのです。そこで、その局面を何とか打開するために、この特別委員会が設けられたのです。


 委員会は、19世紀以来の欧米諸国の食事内容の変化と病気の変化を歴史的に追跡しました。また世界中の国ぐに、民族、宗教団体の食事の内容と健康の関係などについても、歴史的、地理的な分析を含みながら、様々な資料をもとに調べました。


 その研究は2年間に渡って続けられ、作られた資料は5000ページにも及ぶものでした。有名な「マクガバン・レポート」です。そしてこのマクガバン・レポートが発表された時、特に注目され、その後の医療政策に影響を与えたのは、

@ 現代の三大死因である、ガン、心臓病、脳卒中の原因は食べ物にあること。
A もっとも望ましい食事のパターンとして挙げられたのは日本食のようなものであるということ。

 
この2点でした。
 
 今でこそ、日本人の食生活は欧米化してしまっていますが、アメリカが注目した伝統的な日本の食事パターンというのは、炭水化物を多くとり、豆や野菜、海草を主なおかずとして、肉や魚などはあまり食べないというものでした。
 
 もちろん身土不二の原理から、日本とアメリカでは、同じ炭水化物を摂るにしても、農作物に違いはあります。日本の主食である炭水化物は米ですが、アメリカは小麦などです。
 しかし、いずれにしても、アメリカの命運をかけた国家プロジェクトで、日本食が注目されたというのは、非常に意味深いことです。そして、このマクガバン・レポートが元となり、アメリカ国民に食生活の指針が示されました。要点は以下のようなものです。

@ 炭水化物の摂取量を、一日のエネルギー摂取量の55%〜60%になるよう増やす。しかも未精白が望ましい。(主食をしっかり取る)
A 豆、野菜や海草などの植物性の食品を多くして、動物性の脂肪や蛋白を減らす。

 国民に向かって、政府がハッキリと、未精白の穀物を増やしなさい。肉や卵などの動物性食品は減らしなさい、と言っているのです。今日の日本では考えられないことですね。でもその結果、アメリカでは、ガンになる人もガンで亡くなる人もどんどん減っています。アメリカが理想的な食事をしているとした日本では、逆にどんどん増えているのにも関わらずです。

ゆまにて INDEXに戻る

 

■ふたたび、左玄の食養の五原理から

【参考】アメリカが国民に示した食生活の指標。(クリックすると拡大されます)

 【フードピラミッド】
 アメリカの政府が国民に示した食生活の指標、フードピラピッドと呼ばれるものです。
 ピラミッドの下の方は、もっとも多く食べるべきもので、パンやスパゲッティ、ご飯などが並んでいます。
 逆に、なるべく控えるべきものとして、一番上に、油脂と砂糖が描かれています。
 国によって、食習慣や食生活が違いますので、多少の違いは出てきます。

 
 このマクガバン・レポートによって導き出された理想的な食事の内容・割合は、世界中の人々におおむね当てはまると言えるのです。なぜなら、人間の歯の形状などから伺い知れる、人間に適した食事の内容・割合と一致するからです。

 健康食品を選ぶ基準(3)で紹介した石塚左玄は、食養の5原理の4番目に人類穀食動物論というのを挙げていました。重複しますが、これは人類本来食とか適応食とも言われているものです。歯の形状や、唾液などに含まれる消化酵素の成分から、人類が過去どんなものを食べ継いできたのかが分かるという原理・法則です。

 

 
 そこで、人間の歯の形状を見てみると、以下のようになります。

 

臼歯 穀物や豆などをすりつぶすための歯  20本
門歯  野菜や海草をかみ切るための歯  8本
犬歯   肉や魚などを食べるための歯  4本
計  32本

                
 この割合は、日本人であろうがアメリカ人であろうが、そしてヨーロッパ人であろうと変わりません。人類共通のものです。
 そして唾液ですが、この唾液に含まれる消化酵素で一番多いのはアミラーゼです。アミラーゼは炭水化物(穀物)を分解するための酵素です。
 
 これらの点から、左玄は、人類は本来、穀物食を中心にしてきた動物だろうと考えたのです。従って、現代に生きる私たちも、この歯の割合で、食物を食べ分けるのが体に合った一番望ましい食べ方であるということです。つまり、

主食 炭水化物(穀類・豆類・芋類) 62.5%
副食1  野菜・海草類など、   25%
副食2   肉・野菜など  12.5%


の割合で食べるということになります。

 どうでしょう。歯の割合から導き出された炭水化物の割合が62.5%というのは、マクガバン・レポートで結論づけられた指標と酷似しています。
 
 一見、今の欧米人は、肉食が板に付いているように見えます。しかし、歴史的に考えてみると、肉食に偏ったのは最近のことのようで、昔はやはり穀物食が中心だったらしいのです。

 これは聞いた話なので、どこの誰が言っている学説なのかは分かりませんが、私はなるほどと思いましたので、以下に書きます。

 「人類は、穴居時代、狩猟の時代でさえ、肉をあまり食べていなかった。その理由は、肉を食べるには獲物を射止めなければならないが、狩りに出ても、必ず獲物にありつけるとは限らない。向こうさんも必死で逃げる。それに運良く獲物を捕らえても、冷蔵庫もなく、長期保存の方法も知らなかった。そのため、肉は日持ちがしないので常食はできない。そこで、普段は自生している穀物や木の実や草などを集めて、それらを主に食べていたのだろう。中でも、穀類は採集して長期保存できるので、これを多く食べた。野菜や海草類は、穀物に比べたら日持ちがしないので、穀物ほどは食べていなかったと推測される。」
 
ということです。
 そしてそのような食生活を長年続けたことにより、今の歯の割合に進化していったということです。


ゆまにて INDEXに戻る

 

《まとめ》健康食品にも優先順位がある

 さて、いよいよ結論に入っていきたいと思います。
 私たちは、進化の必然性、遺伝子の情報を無視した食生活を送るべきではないと思います。そして同じように、健康食品にしても、この人類共通の歯の形状、主食と副食の関係を踏まえて選ぶべきではないかと思うのです。

 マクガバン・レポートは、ガンなどの生活習慣病の原因は食事であり、その予防・克服には、主食を未精白の穀類にし、副食を野菜や海草中心にすべきだと結論づけました。アガリクスやプロポリスを飲んでいないからガンになるのではなく、未精白の穀物や、野菜や海草を必要なだけ食べていないからガンになりやすくなるのだと言っているのです。

 ということは、高価な健康食品を取り揃える前に、主食と副食の部分をできるだけ整えることが先決であると考えるべきなのではないでしょうか。この点を考慮に入れず、いきなり、アガリクスやプロポリスといった高価な健康食品を摂るのは、順序が逆のように思うのです。


 従いまして、具体的には、あまたある健康食品を、以下のような分類と優先順位で選んでいくのが望ましいと思います。

第一分類: 主食を補うことのできる健康食品
第二分類: 副食を補う健康食品
第三分類: 特定の機能が強調されている健康食品(機能性食品)

ゆまにて INDEXに戻る

 

@ 第一分類 主食を補う健康食品

 これは、一番大切です。私は常々、できるなら雑穀入りの玄米食をしていただきたいと申し上げておりますが、それは、この主食の部分が健康の維持・快復と、もっとも大きな関わりがあるからです。玄米だけでなく未精白の穀物類は、生物が生きていくために必要な栄養素を、とてもバランスよく含んでいます。食物繊維も豊富です。ところが、精白すると栄養価が一気に減ってしまいます。その栄養のアンバランスと不足によって、代謝が異常になり、血液が汚れ、様々な病気へとつながっていきます。主食だから影響力も大きいのです。大事なところですので繰り返します。主食だから影響力も大きい、のです。

 ですから、この主食の部分を、玄米食にされるか、健康食品で玄米食と同等の効果が得られるように補っていただきたいのです。これは、不足した栄養素をバランスよく整え、新陳代謝や自然治癒力、免疫力などを活性化させる土台を築くということになります。他の第二分類や第三分類の健康食品を組み合わせて食べた時に、効力が違ってくると思います。
 
 不足している栄養素をマルチビタミンで摂ろうというのが、今の流行といいますか健康食品会社の販売戦略のようですが、マルチビタミンと未精白の穀物は違います。未精白の穀類には、今の栄養学や医学では解明されていない栄養素や、そしてそれらの組み合わせによる相乗的な作用があると言われています。サムシング・グレイトというやつです。

 ですから、特に白米食をしていらっしゃる方は、まず基本として、玄米などの未精白の穀物を原料とした健康食品を取り入れられることを強くお薦めします。それに、ここに分類される健康食品は、比較的安いのです。

 具体的には、発芽玄米を白米に混ぜて炊いたり、玄米を微粉末にしたリフレフラワーなどを活用するのがいいと思います。リフレフラワーを念入りに焙煎したブラックジンガーもいいと思います。
 
 でも、一番お薦めなのは玄米酵素です。リフレフラワーやブラックジンガーは栄養バランスはいいとしても、焙煎してある(熱をかけている)ので酵素の働きはありません。しかし玄米酵素は、玄米を丸ごと麹菌で発酵させてあるので、バランスのよい栄養がとれるだけでなく、発酵によって生まれた酵素の働きも体に取り入れることができるのです。まさに一石二鳥です。ですから、どれか一つだけ選ぶとしたら、私は迷わず玄米酵素です。


 すでに玄米食をされている方は、よく噛んでいらっしゃれば、リフレフラワーなどは必要性がなくなりますね。でも、玄米酵素は酵素が補えるので、玄米食をやられている方でも、大いに意味があります。付け加えまして、黒酢もこの分類に入れられると思います。

ゆまにて INDEXに戻る

 

A 第二分類 副食を補う健康食品

 次に副食を補う健康食品ですが、ここからはオプショナルです。つまり、必要に応じてお好みのものを摂られたらよろしいのでは、ということになります。
 この分類は、青汁、大豆プロテイン、ビタミン・ミネラルの栄養サプリメント(適量)などです。


 第一分類の主食の部分を補った上でということですが、野菜類をあまり食べられないなどで食生活に偏りがあるかなと思われる方、仕事や生活環境の面で不摂生をされたり、ストレスが多いと感じるような方は、この分類も視野に入れてお選びください。

 

ゆまにて INDEXに戻る

 

B 第三分類 機能性食品

 第三分類は、機能性食品と呼ばれるものです。免疫力を上げる作用があるといった特定の機能を強調している健康食品ですね。プロポリス、アガリクス、コンドロイチン、ローヤルゼリーなどなどです。この分類のものは価格が高めなので、お若い方にはなかなか手が出しづらいかもしれませんね。とはいえ、もちろん良いものもあると思いますので、メーカーをよくよく吟味されてお選びください。

 高いお金を出されて買われるわけですから、出来るだけ無駄のない飲み方をしていただきたいと思います。つまり、これらの特定の機能を持った健康食品が、体内で働きやすくなるよう、あらかじめ体内の栄養バランスを整えたり、酵素食品を食べて消化・吸収力を高めておくということです。

 さて、以上で、特集「間違いのない健康食品の選び方」は終わりです。少々難しいところもありましたでしょうか。今回の特集で挙げた健康食品を選ぶ基準を、全部列挙してみます。

健康食品を選ぶ基準
@ 原材料を丸ごと使った健康食品が好ましい(一物全体食)。
A 加工方法がより自然に近く、活性酸素消去能力がある。
B 日本人の体質に合った消化吸収の負担が少ないものが望ましい(身土不二・酵素栄養学)。
C 日本食の栄養バランス(主食→副食→機能性食品)の順で選ぶ(人類穀物論、適応食)。


 もちろん、人それぞれ体質の違いなどもありますし、病気の症状によって対応の仕方も変わってくる部分もあります。従いまして、これらの基準が全てということではありません。しかし、私たち日本人にとっては、おおよそ普遍的な基準、法則と言えるものを挙げているつもりです。ですから、これらの基準を参考にしていただけば、無駄のない、よりよい健康食品をお選びいただけるのではないかと思います。

※これらの基準にそった、理想的な健康食品の組み合わせについては、一例としてこちらのレシピをご覧になってみてください。

 

 
 
 
関連記事
  健康食品は必要か
 
健康食品を選ぶ基準(1)
  健康食品を選ぶ基準(2)
  健康食品を選ぶ基準(3)
  健康食品を選ぶ基準(4)
 
 
   
  ゆまにて INDEXに戻る
   

Copyright 2001 by KENYO.LTD
All right reserved.